BLEACHの内容 一護と虚(ホロウ)

劇場公開された「BLEACH」は、その1年前に「劇場版BLEACH MEMORIES OF NOBODY」が公開されていて、2007年12月から公開されたものはその第2弾に当たります。「BLEACH」は、集英社発行の週刊少年ジャンプに連載中の漫画です。作者は久保帯人で2001年から続いていて、アニメにもなり、ゲームにもなっています。その作品のストーリーを簡単に記載しますと、主人公の黒崎一護は普通の高校生ですが、ただひとつ、みんなと違うのは霊が見えることです。ある時、死神の少女朽木ルキアと出会ったことで大きく運命が変わっていきます。最初は死神の存在を信じなかった一護ですが、一護の魂を狙う虚(ホロウ)が襲ってきて、家族を助けるために虚に立ち向かうことになります。そして少女ルキアは彼を庇って重傷を負ってしまいます。一護は死神の力をルキアから貰い、死神となって虚(ホロウ)を撃退します。しかし、一護に死神としての殆どの力を奪われて弱体化していまうルキアでした。ルキアには家族を救ってもらった恩があるために、一護はルキアの力が蘇るまでの間死神代行を努めることにします。これが初期の「死神代行篇」のあらすじです。

BLEACH・ライラの冒険・ゲド戦記に流れる思想

上で述べた「死神代行」に続いて「尸魂界潜入篇」「尸魂界救出篇」「破面出現篇」「虚圏救出篇」と続いていきます。主な登場人物は主人公の黒崎一護、準主人公の朽木ルキア、ヒロインで一護に思いを寄せる井上織姫、一護のクラスメイト石田雨竜、同じく一護のクラスメイト茶渡泰虎などがいます。この「BLEACH」の主題の根底をなす思想とも言えるのは「因果の鎖」という言葉に現れているのではないかと思います。「因果の鎖」は生きている間常に自身の肉体と魂魄を繋いでいる鎖のことですが、映画になって広く知られた「ライラの冒険・黄金の羅針盤」にも同じ思想が現れています。「ライラの冒険」の映画は未見ですが、この手の本が好きなので以前に原作を読み、深く感動しました。「ライラの冒険」の守護精霊ダイモンは、ライラなど人間から遠く離れてしまうと、もう戻ってこれず、人間は死に至ります。「BLEACH」の「因果の鎖」は全くダイモンとは異なる姿形ですし、鎖の切れた部分から霊体に向かって侵食が進むことはダイモンにはありませんが、この世界はやはり同じ糸(思想)で繋がれているのではないかと思ったものです。またゲド戦記も、ル・グヴァンの原作は、例のアニメとは全く異なり、「影との戦い」(第1巻)において、ゲドは影の中に「自分」そして「虚」を見るのです。BLEACHが好きな人ならこの「ゲド戦記」の原作もきっとお気に召すと思います。ただし活字ですけれど。

数々のメディアに登場するBLEACH

BLEACHのアニメはテレビ東京にて放映中です。またプレイステーション系はソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)、任天堂系はセガと、登場するキャラクターにも多少の違いが見られますし、原作では明かされなかった謎が判明する場合もあります。最近のゲームを記載しますとSEGAからは「BLEACH Wii 白刃きらめく輪舞曲」(2006年12月14日、Wii)。SCEIから「「BLEACH 〜ブレイド・バトラーズ2nd〜」(2007年9月、プレイステーション2)」が発売されています。ミュージカルも作られました。原作よりも少しコメディ風で、原作にない描写もあるようです。映画は、2006年12月16日に初の劇場版となる「BLEACH MEMORIES OF NOBODY」が公開されています。続いて2007年12月22日には第2弾となる「劇場版BLEACH The DiamondDust Rebellion もう一つの氷輪丸」が公開されました。森田成一が黒崎一護の声を演じています。ところで、この「BLEACH」はなぜ「BLEACH」なのか説明されたことがあるかどうか分かりませんが、作者の久保氏は米国のロックバンド「アメリカのロック・バンド「ニルヴァーナ」のファンで、漫画の随所にニルヴァーナに関連した語句などが入っていますが、このニルヴァーナのファーストアルバムのタイトルが「−BLEACH−」だそうです。それで漫画のタイトルにされたのかも知れません。

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